第3回 編集部直撃インタビュー 後編
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第3回 編集部直撃インタビュー 後編

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最終回となる第三回では編集部直撃インタビュー・後編をお届け!
たなかしんさんが展示にこめた思いや、この先の展望について伺いました。

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――「第12回MOE絵本屋さん大賞2019」パパママ賞第3位に選ばれた『ねむねむごろん』は、寝かしつけ絵本の定番と言われるほどの人気ですね。

実は『ねむねむごろん』は、2012年に描いた絵本なんですよ。自分が不眠症なので、同じように眠れない人たちに届けたくて描きました。いくつかの出版社さんで「砂のタッチのままで出すのは難しい」と言われてしまい、眠らせていたのですが、2019年にようやく出版することができました。
僕自身の「眠りたい」という強い思いが入っているからこそ、赤ちゃんにも伝わりやすい本になったのかもしれませんね。

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――原画を眺めていると穏やかな気持ちになり、眠くなってきます・・・。次回作の構想はあるでしょうか?

次は「ごっこ遊び」の絵本を描こうと思っています。うちの娘が、YouTubeで知らない子供たちのままごと遊びの様子を見るのがすごく好きなんですよ。ままごと以外にも、色々な「ごっこ遊び」に膨らませていけないかな、と考えているところです。

――たなかさんは絵本も絵画作品も発表されていますが、それぞれ制作時に気を付けていることなど、違いはありますか?

絵本と絵画では、スイッチが全く違いますね。子どもが産まれてからは自分で読み聞かせをするようになったのですが、きちんと赤ちゃん向けに作られたものは、やっぱり反応がいいんです。僕が大人向けに作った絵本だと、集中力が持たなかったりして・・・。やはり月齢・年齢に合った絵本、というのがあることに気づきました。

――ふだん、たなかさんがパパとしてお子さんと接している経験が生かされているのですね。

うちの子どもたちは今、4歳と6歳です。例えば先ほどの「ままごと遊び」がテーマの絵本なら、ごっこ遊びがはじまるこのくらいの年齢の子が読むから、これくらいの文字数で、シンプルだけど何回も読みたくなるようなものにしたいな、などと意識して組み立てていきます。

――絵本以外で、この先チャレンジしたいことがあれば教えてください。

大人向けの小説か、児童向けの長編小説を一本書きたいです。
10年間温めている作品があるので、そろそろ形にしたいと思っています。

――楽しみですね。最後に、「たなかしんの旅と絵本の原画展」でイチオシのポイントがあれば教えてください!

今回の作品群は「旅」をテーマに描きました。コロナの状況下で、人と接することもできず、旅行にも行けず、窮屈な日々が続きました。亡くなる人もたくさんいて、それでも僕たちはこの先も生きていかなくてはいけない。そのための活力を、この原画展で受け取ってもらえればいいなと思っています。
「旅」といっても、ある場所に遊びに行くというよりは、自分自身の「人生の旅」をイメージしています。つらい日々の中でも、楽しいことはあったし、心の持ち方次第でいろんな生き方ができると思います。ひとつのきっかけで人生が変わることもありますよね。そんなことを、展示全体を通して感じてもらえたら嬉しいです。

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たなかしんの旅と絵本の原画展」は12月6日(月)まで開催中。
会場では『りすのおふろやさん』を購入できるほか、作家の在廊中にサイン会も開催されます。
お近くの方はぜひ足を運んでくださいね。

「たなかしんの旅と絵本の原画展」
場所:阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー
日時:2021年12月1日(水)~ 2021年12月6日(月)
入場料:無料

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りすのおふろやさん

かわいいりすのおふろやさんに、あらいぐまくん、ひつじさん、しろくまくん・・・・・・動物のお客さんが次々と登場!
海の砂を用いた優しい絵に、おふろで真似しやすい繰り返しのフレーズ・心地よいオノマトペがたっぷり。
読み聞かせることで「おふろは楽しい・気持ちいい」というイメージを自然に育み、お子さまの入浴をスムーズに!
「第12回MOE絵本屋さん大賞2019」パパママ賞第3位を受賞した、大人気のおやすみ絵本『ねむねむごろん』の著者たなかしん氏による、1・2歳から読めるおふろ絵本です。

https://yomeruba.com/product/ehon/322106000288.html

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