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聞かせて!けいたろう 第5回 創作意欲をくすぐる絵本

今回は、絵本を読むとやってみたくなっちゃう!「創作意欲をくすぐる絵本」がテーマです。けいたろうさんも、絵本を読んでお子さんと楽しんでいるようですよ。みなさんも、絵本を読むだけでなく、楽しんでくださいね!

絵本って、絵本作家さんが一生懸命に創作をした本なのですよね。だからでしょうか、それを読んでいる子ども達も「絵を描きたい!」とか「やってみたい!」とか「お話をつくりたい」とか、言うことがあります。
今回は、特に創作意欲をくすぐってくれる絵本を紹介します。

まずはこれ。

ふーってして

ふーってして』 作:松田奈那子(KADOKAWA刊)

ぽとりと垂らした色水に、息を吹きかけ……「あらステキ!」。
美しい色の広がりを楽しめます。黄色の水は太陽に、髪の毛や髭も、伸びちゃいます。

ふーってして2

ふーってして3

“触らなくても絵が描けるんだ”という、楽しい提案。息で絵を描く絵本なのです。頭のかたくなった僕らは、意外と思いつかないですよね(笑)!

お家でもかんたんにできますよ。
コップに作った色水を紙の上にポタッ。それを、「ふーっ!」ってするだけ。意外な方向に色が伸びたり、 四方八方に広がったり 。
やってみるとコントロールは難しくて、思いもよらない絵が描けたりします。それがまた、創作意欲をくすぐってくれるのです。 「これ、はっぱにみえる!」とか、子どもはそこから無限のストーリーを考えていくのですよね〜。
うらやましい!

ストローで吹いてもOKです。大人としては「はみ出さないで!」とか「こぼさないで!」とかそういう事ばかり気にしてしまうもの(笑)。でも子どもは、どこまでも広がる事が嬉しいようです。僕らも雑巾を用意して、広い心で一緒にやってみましょう。大人も気持ち良いのですよ、これがまた。
アイディア一つで、描く絵を大きく広げてくれる絵本ですね。

ふーっ5

ふーっ4

そして、この絵本。

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うちゅうずし』 作・絵:鈴木のりたけ(KADOKAWA刊)

これは意欲をくすぐるというか、創作意欲を握られる絵本ですね! 寿司だけに(笑)。
のれんに書かれた店の名前は[うちゅうずし]。お客さんは宇宙人! 
でも、大丈夫。用意された寿司ネタシールは193枚! しかも、普通の魚ばかりではありません、みかんにロウソク?これはツノ?彩り豊かなネタばかりで、もう何だか分かりません!
米は赤、青、黄色に緑。ロボットのお客さん向けに金属ネタまであるのですから。
ページをめくる度に宇宙人がやって来て、シールで寿司を握っていきます。

うちゅうずし_ALL_ライトver-10

うちゅう4.

終盤は、寿司大会に出場します。まさに読者の子どもたちが新しい寿司を創作するのです!握れる寿司の種類は無限大、まさに宇宙寿司ですね。
シールは貼ってはがせるようになっているのですが、娘が握った寿司が何ともおもしろかったので、はがすにはがせず……二冊目を買ってしまった絵本です(笑)。
やっぱり僕もやりたくて、今日も一緒に握りました。
娘のお気に入りは「おいそうだから!」ということで、いちばん左の「いちごずし」。

うちゅうずし3

最後は。

わたしのえ

こんにちは!わたしのえ』はたこうしろう:作 (ほるぷ出版刊)

これはひとことで言うと、「絵を描く喜びが、溢れ出している絵本」です。

わたしのえ2

わたしのえ_3

筆に絵の具をたっぷりつけて、とにかく絵を描く女の子。絵本が大きく思える程の、迫力と広がり。
読んでいると自分も描きたくなって、ウズウズしてきてしまいます。一緒に読んでいた娘(みお4歳)もそうでした。読んでいる途中でひと言「みおもやる!」と。
「こんな風に描いても良い」「あんな風に描いてもオッケー」と、描く全てを認めてくれるような絵本で、なぜだか泣きそうになります。
おうち時間が沢山あった時期に、広くないベランダに絵の具を出しました。父子で手に足に目一杯、絵の具を塗りたくりました。

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何かから開放された気持ちになりました。最後はベランダに水を流しておしまいになるわけですが、それも気持ちが良くて、思い出です。
こんなに気持ち良い絵本、初めてかもしれません。

以上3冊、いかがだったでしょうか? 思い返せばどの絵本も、楽しく過ごす親子の時間をくれました。そして絵本を開けば、その時間を思い出します。読むだけにあらず、ちょっと特別な絵本ですね!





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