連載小説

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【先行連載】サバイバー!! 第4回

【先行連載】サバイバー!! 第4回

「いみちぇん!」「星にねがいを!」で大人気!  あさばみゆきさんの新シリーズ「サバイバー!!」を一足早く公開中! 二十メートル全力ダッシュを、連続で六本!  息があがったとこで、逆立ちしたままウデ立てして、さらに腹筋! 「次、校庭十周! 健太郎、しっかりしろ! 唯も本気出せ! もっとスピード出せんだろっ」  給食のあと、いよいよ始まったS組の訓練授業!  担任の「筋肉先生」は、なぜかいない。  かわりに校庭にひびくのは、「攻」成績トップ・風見涼馬の、やたらとさわやかな声だ。

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【先行連載】サバイバー!! 第3回

【先行連載】サバイバー!! 第3回

「いみちぇん!」「星にねがいを!」で大人気!  あさばみゆきさんの新シリーズ「サバイバー!!」を一足早く公開中! 「へっ?」  あたしはポカンと口をあける。  なんか今の、あたしのこと、知ってたみたいな言いかただった? 「ここはあんたがいていいトコじゃない。今からでも、ふつうクラスに移してもらえ」  風見涼馬は放るようにして、成績表を返してくる。 「なっ、な……っ!?」  なんであたし、いきなり怒られてんの?  今さっきまでの、好印象さわやか男子はどこ消えた!? 「あ、あた

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【先行連載】サバイバー!! 第2回

【先行連載】サバイバー!! 第2回

「いみちぇん!」「星にねがいを!」で大人気!  あさばみゆきさんの新シリーズ「サバイバー!!」を一足早く公開中!  となりの席から顔をよせてきたのは、空知うてなだ。  ふわふわした髪の毛に、きゅんっとつった、子ネコみたいな大きな瞳。  彼女は四年生のクラスから、たった一人おなじS組に入った、あたしの親友なんだ。 「うてな、説明会で寝てたなー?」 「だってボク、話が長いのニガテなんだもーん」  彼女がさしだす成績表をのぞきこんで、ヒャッと身がすくんだ。  国語や算数がほとんど

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【先行連載】サバイバー!! 第1回

【先行連載】サバイバー!! 第1回

「いみちぇん!」「星にねがいを!」で大人気!  あさばみゆきさんの新シリーズ「サバイバー!!」を一足早く公開中! あたし、双葉マメ。春、あこがれの5年S組に入って、今日から夢の生活がはじまる――って思ってたんだけど!?  B、B、B……。  朝の会がはじまる直前。  成績表のうえに、ツツーッと指をすべらせる。  国語、算数、理科、社会。  くわえて体育、英語、音楽、図工も……ぜんぶB。  ごくりとノドをならし、一番だいじな「サバイブ科目」に指をとめた。 攻C・守C・陣

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怪盗レッド THE FIRST 誰のために、戦うか? - 12.3人のバランス

怪盗レッド THE FIRST 誰のために、戦うか? - 12.3人のバランス

累計125万部!つばさ文庫の超ヒットシリーズ「怪盗レッド」の最新書き下ろし単行本!『怪盗レッド THE FIRST 誰のために、戦うか?』のためし読み連載。 12.3人のバランス  市立図書館にいってから、数日がたった。  いまだに僕の頭の中では、翼先輩と話したことが、ぐるぐるとしている。  まちがった考えだとは思っていないのに、もやもやとした思いが消えない。 「藤白くん、少し元気ない?」  いつものように、教室の朝の時間。  黄瀬さんが、声をかけてくる。 「そんなことない

怪盗レッド THE FIRST 誰のために、戦うか? - 11.兄弟の食いちがい

怪盗レッド THE FIRST 誰のために、戦うか? - 11.兄弟の食いちがい

累計125万部!つばさ文庫の超ヒットシリーズ「怪盗レッド」の最新書き下ろし単行本!『怪盗レッド THE FIRST 誰のために、戦うか?』のためし読み連載。 11.兄弟の食いちがい  図書館は、静かだから好きだ。  目の前に広がる本棚のつらなりに、僕は思わず、笑みをこぼす。  学校が終わって、僕はさっそく市立図書館にやってきていた。  過去の新聞記事を調べるのなら、やはりここが一番手っ取り早い。  本当は1人で黙々とやるつもりだったのだが、 「どうして、いるんですか」 「だ

怪盗レッド THE FIRST 誰のために、戦うか? - 10.気になる有名人

怪盗レッド THE FIRST 誰のために、戦うか? - 10.気になる有名人

累計125万部!つばさ文庫の超ヒットシリーズ「怪盗レッド」の最新書き下ろし単行本!『怪盗レッド THE FIRST 誰のために、戦うか?』のためし読み連載。 10.気になる有名人  遊園地に出かけてから、1週間がたった。  今週はとくに予定もない日曜日だから、僕は家で機械いじりをしたり、プログラミングの本を読んだりして過ごしていた。  先週みたいに、だれかとわいわい騒ぐのも、意外と嫌ではなかったけれど、やっぱりこういうふうに1人で過ごすほうが、僕の性に合っている気がする。

怪盗レッド THE FIRST 誰のために、戦うか? - 9.小さな尾行者

怪盗レッド THE FIRST 誰のために、戦うか? - 9.小さな尾行者

累計125万部!つばさ文庫の超ヒットシリーズ「怪盗レッド」の最新書き下ろし単行本!『怪盗レッド THE FIRST 誰のために、戦うか?』のためし読み連載。 9.小さな尾行者  電車をおりて駅から出ると、もう日が落ちていた。  足早に駅に出入りする人たちが、多くいる。  ここからは、緑谷先輩と黄瀬さん、翼先輩と僕とで、方向が分かれてしまう。 「家まで送っていかなくて、大丈夫か?」  翼先輩が、緑谷先輩と黄瀬さんにたずねる。 「大丈夫よ。人どおりもだいぶあるし、家にも連絡して

怪盗レッド THE FIRST 誰のために、戦うか? - 8.2人きりの時間

怪盗レッド THE FIRST 誰のために、戦うか? - 8.2人きりの時間

累計125万部!つばさ文庫の超ヒットシリーズ「怪盗レッド」の最新書き下ろし単行本!『怪盗レッド THE FIRST 誰のために、戦うか?』のためし読み連載。 8.2人きりの時間  翼先輩と黄瀬さんを見送ってから、僕と緑谷先輩は反対方向に歩きだす。 「緑谷先輩、ありがとうございます」  僕はお礼を言う。 「なんのこと?」  緑谷先輩はきょとんとしている。 「黄瀬さんの気持ちに気づいて、こういう流れにしてくれたんですよね。僕では、そんな気配りはできなかったので」 「ああ……」

怪盗レッド THE FIRST 誰のために、戦うか? - 7.4人のお弁当タイム

怪盗レッド THE FIRST 誰のために、戦うか? - 7.4人のお弁当タイム

累計125万部!つばさ文庫の超ヒットシリーズ「怪盗レッド」の最新書き下ろし単行本!『怪盗レッド THE FIRST 誰のために、戦うか?』のためし読み連載。 7.4人のお弁当タイム  しばらく、4人で遊園地をまわっていく。  メリーゴーランドに、ミラーハウス。カートや、遊園地のキャラクターのパレードなど、笑いあいながら楽しく時間を過ごす。 「だいぶお昼ご飯の時間を、過ぎちゃったわね」  緑谷先輩が腕時計を見ながら言う。  たしかに、もう1時近い。  お昼をとっくに回っていた